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(騒がしい屋外) 【男の声】 は?もう一回説明しろって。 このだせえ杖の先に、くせえ水をつけて、縦と横に振るって? こうして、……こうだろ? おいこら、駄目じゃねえか。 俺じゃねえよ、お前の教え方が悪ィんだろうが。 てか、このままじゃ俺らのチーム負けじゃねえか。残ってんの俺ら二人だけだぞ。 だからぁ、こうしてこうだろ?魔法なんて出ねえよ。むしろ何で出るんだよ。 原理を言え、原理を。 水?薬草水ってのかコレ。知らんけど。あそこでへばってるロン毛メガネが残してったやつだよ。オリジナルじゃねえとダメだ?んなこと最初に言えって。 ……うわ!ってえなクソ! アイツら火の玉飛ばして来たんですけど! ファイヤーボール?は?ふざけてんだろ。 あーいってえ……。 何かすげえムカついてきたわ。 だせえし、くせえし、いてえし、サイアク。 おい、この杖持ってろ。 あ?んな大事そうに持ってなくていいから。そこらへんに適当に捨てとけ。もう使わねえから。 よし。さあ、こっからだぜ? (腰のホルスターから拳銃を出す) 装填完了。 (安全装置を外す) (スライドを引く) 手加減しねえからな。 (連続した発砲音) おいおい、何ビビってんだよ。 お前も出てこい、おもしれえから。 ――――……。 あーあ、全員くたばっちまったなあ。威張り散らかしてたくせに手応えのねえ。 やっぱ俺にはこっちのほうが向いてるわ。 魔法の何たるかを一からご指導頂いたのに悪ィなセンセイ。 大丈夫だって、あれペイント弾だから。 まあ、また魔法実習とやらがあったらよろしく頼むよ。 んじゃねー。