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★彼は言った。自分は滅ぼされるべき存在であると。 ☆…いつか、この日が来ると、分かっていた。 ★そして滅びの時は、もうすぐだと。 ★(泣き声) ☆何故、お主が泣くのだ…。 ★…っ!泣いてなんか、いない! ☆そうか…。では、それは、雨か。 ★ああ…!そうだよ…! ☆ふふ。随分と美しい雨だ。 ★彼は言った。 ☆ありがとう、勇者。これで、私は自由だ。 ★自分を縛る鎖を解き放つのは、勇者だと。 ☆…お前は世界の理を知った。早く、立ち去るがいい。 ★…嫌だ。 ☆…その言葉が、何を意味するのか、分かっているだろう。 ★分かっている。 ☆ふっ…。お前も私と同じ道を選ぶというのか…。 ★だって、こんなの、許せないじゃないか…! ☆愚か者め…。 ★彼は言った。 ☆勇者よ…。お前が、 ★お前が、次の魔王になるのだと。