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90秒前後の台本です。
新夜水桜
声優作家
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本文
私は昔から、自分の感情を周りに伝えるのが苦手だった。
表情筋もそんなに動かなければ、口下手で、話すスピードも遅い。
だから、周りの人間は、私をつまらない人間と決めつけて、離れていってしまった。
自分が面白い人間であるとは思わないけど、決めつけられるのは、やはり悲しいものだ。
私はこのまま、1人で淡々と生きていくのだと思った。
(SE:弓を引く音)
正直、それでも良かった。
1人が嫌いなわけではない。
ただ、友と呼べる存在がいないのは、やはり寂しいな、とは思う。
でも
(SE:弓を放つ音→外れる)
「あ。」
…ほら、すぐに、これだ。
彼を思うと、精神が乱れる。
はじめて私に笑顔を向けてくれた人。
色んなことを教えてくれた。
私のことを、友達だと言ってくれた。
それだけで、幸せだったのに…。
「足りない…」
好きが溢れてしまって、友達じゃ、満足できなくなってしまった。
ああ。私のこの弓矢で、
あなたの心を射止められたらいいのに。